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愛用キーボード:IBM

愛用キーボード:IBM_a0003075_18433.jpgもうすごい勢いでカウンタ回っちゃって、どうしたらいいか、オロオロしっぱなしです(苦笑
1日お客様10人という日も多いのに。

なんか上げなきゃ~ということで、愛用のキーボード。
一部で有名なIBMのスペースセーバーです。

使い込んでいるので、キーの文字も消えかけているし、ホントはつや消しなのにテカテカです。
ホームポジションのキーの出っ張りも、磨り減ってなくなっています。
現在はUSBのが出ているらしいですが、これはPS/2です。USBはBIOSで認識できないらしいですから、PS/2を使っています。
一応、ブラインドタッチなので、マウスとキーボードを行き来するのに、チラッと手元を見たりするのがイヤなのですが、これだと手元を全く見ずに、キーボードとポインティングデバイスを使えるので、大変有難いです。
こういう形状のポインティングデバイス付きキーボードを出している会社は沢山ありますが、使用感はIBMが一番です。しかし、キーボードの方のタッチがイマイチなのは残念です。キーを押下した時に、どことなくキーが引っかかる感じがあります。

キーボードやマウスは、マシン購入時に付属してきたのを使っている方が多いと思いますが、ディスプレイと同様、大事なインタフェースですから、こだわるべきだと思っています。
ちらっとCRT(EIZO)が映っていますが、それもコダワリです。
# by xiaoxia | 2004-03-01 18:05 | コンピュータ関係

チグリスとユーフラテス:Trackback

チグリスとユーフラテス

この本は、私の中では、新井素子の一番の傑作。amazonはこちら。bk1はこちら

地球からの移民を開始してからたった400年で、移民星ナインから人類が消えようとしている。最後の子供ルナが生れてからもう80年も経ってしまった。
そしてルナはコールドスリープに就いている人々を独りずつ起こしていく。疑問に答えてもらうために。
「何故ママはルナちゃんを産んだの?」
コールドスリープから起こされたのは、時代の新しい順に4人。最初はルナの母の友人、最後は移民に来た人、という逆年代記になっている。4人とも理由があってコールドスリープに就いたけれど、ルナと接触することで、自分を省みて、それなりに納得の行った死を迎える。そうしてまた独りになるルナ。

テーマは、「人は何のために生れてきたか、その生に意味はあるのか」ということだと思う。
そしてまた「自分以外の存在があることの幸せ」ということ。こちらは初期の作品の「グリーンレクイエム」から続くテーマだろう。
この作品は、SF大賞を取ったらしい。確かに彼女にしては大作だし、テーマも重い。
人物の書き分けが全然なっていないとか、SF的におかしいとか、移民社会の成り立ちがおかしいとか、色々ヘンな点はあるけれど、新井素子の言いたかった事だけわかればいいかな、と思う。
そこに辿り付く前に、この文体が辛くなってしまって脱落する人も沢山いるだろうと思う。「だって、そう思っちゃったんだもん。」「そうやって、ルナ、考えてきたんだもん」とか。これが会話部分じゃなくて、地の文だということが、なんだかモリモリ力が抜ける。
でも、昔から新井素子を読んでいる人は「新井素子回路」があって、多少(かなり)ご都合主義でもあまり気にならないようにできている、という書評を、どこかのサイトで読んだ。私にもそれがあるのだろう、多分。余り気にならなかった(笑)
「最後の子供」という絡みから、不妊に関する記述が多く現れるので、その話題に敏感になっている女性には辛い記述が多いかもしれない。
私は敏感になっているからこそ、これを読みたかった。新井素子ももう「ウチにはまだ子供がいません」というには辛い年齢になってきていると書いていた。私もそうだ。
そんな「繁殖をしない個体」は、日本経済の未来云々の前に、人間という種として、存在意義がないのではないか、と考えるのは止むをえないことだと思う。
そしてそんな自分の存在意義を、新井素子なりに考え続けた結果が、この話なのだろう。答えとしては悪くないなぁと私は思う。
# by xiaoxia | 2004-02-25 18:53 | 女性とは

PG言語に惹かれるわけ

PGとかくと、某県知事のペログリのようですが(苦笑)、「プログラミング」のことです。

blogを始めて2週間が過ぎた。
面倒くさがりで飽きっぽいのに、我ながらよく続いている。
今まで定期的に訪問するページはあまりなかったのだけど、これを始めてから、お気に入りblogページが沢山できた。
どのページも、心にしみたり、感心したり、微笑ましかったり、私には到底書けないような文章ばかりだ。
読む人(私)の心に何かしらの思いを引き起こす文が書けるというのは、本当にすごい。
私は言葉の選び方が下手で、過剰に並べてしまうきらいがあるので、凝縮された文章は、特に尊敬してしまう。
言葉の質より量に頼ってしまうのは、文の解釈を相手に委ねられないのか、わかって欲しい気持ちが強いのか。
多分、両方なのだろう。

私がプログラミング言語に惹かれるのは、意味が一意で、多義が出ないからだ。
プログラミング言語は、世界で一番、客観に近い言語だと思う。
10年経っても、世界のどこの地域の人が見ても、同じ意味を持つ(はず)。
その普遍性が欲しいんだろうなぁ。

逆に、言葉は、その普遍性がないからこそ、心を打つ力を持っているのかもね。
# by xiaoxia | 2004-02-25 15:43 | コンピュータ関係

今日読み終えた本

一度に何冊か並列で読むので、時間がかかるが、読み終えるときが重なっちゃったりする。
今日は2冊読み終えた。

古代文字の世界~エジプト象形文字から線文字Bまで
モーリス・W.M. ポープ (著), Maurice W.M. Pope (原著), 唐須 教光 (翻訳)
古代文字の世界
子供の頃から遺跡とか考古学とかに興味があったので、シャンポリオンとかシュリーマンとか、すごく好きだった。
図書館で見かけて、子供の頃の気持ちがよみがえって、ついつい手が伸びてしまった。大人になってから読んでみると、色々なことが見えてくる。現代に残る関連する語の習得度が読解に大きく影響するためシャンポリオンの言語力がモノを言ったこと、彼の手法は当時決して目新しいものではなかったこと、など、彼のすごい点とそうでもない点が良くわかる。
解読も翻訳もそうだが、書いた人の文化・宗教的背景を考えずに訳すことはできない。「世の中に神がいない時代・地域があるはずはない。従って沢山出てくる語は神に他ならない。」なんていう、びっくりな解読があったりしたようだが、それは現代の東洋人の私だからびっくりなわけで、解読しようとしたある時代には、それが当然だったりする。子供の頃はそんなところまで考えが至らなかったが、大人になるととても面白い。
ひとつ残念なのが、翻訳がかなり悪文なこと。難しいことを難しい言葉で書いても、ちっとも偉くないし、英語と日本語は構造が違うのだから、単語の置換だけじゃ、翻訳とは言わないでしょう。訳者は元々翻訳家ではないようだが、折角「言葉を訳すこと」の本なのだから、もうちょっと概念を訳して欲しかった。編集の人も、もうちょっと手を入れればよかったのに。

生成文法がわかる本
町田 健 (著)
生成文法がわかる本
フェミ→社会学→構造主義→レヴィ=ストロース→チョムスキーと来た流れで、大学で言語学をやっていたらしい会社の後輩Nちゃんに、チョムスキー絡みで簡単な本ないかねぇと訊いて、何冊か貸してくれたうちの一冊。結構面白かった。
生成文法は、初心者にはとにかくとっつきが悪い。言語という毎日使っているものを扱っているのに、なにやら小難しい用語でこねくりまわしている印象。ΘとかXバーとか、聞くだけで、暗澹とした気分になる。物理をやっていて、遠くのゴミ箱にゴミを投げ入れるのに、どのくらいの初速で投げれば良いかわからなくても、ゴミ箱にゴミは入れられるのだ!と思ったのと、同じような感情だ。
この本は、簡単な文のツリー構造で、それぞれの手法を説明しているため、比較しやすくわかり易い。説明するだけでなく、その理論の欠点なども書いてあるので、ちゃんと考えて読むこともできる。
文体も口語風で、例もギャグも多い(しかもちょっと古い)ので、専門書にはくじけがちな私でも、最後までたどり着くことができた。
作者の考えに、そうかなぁと思う部分もあるが、生成文法なんていう、ややこしや~なジャンルで、そう思わせるまで素人を引っ張り上げられるという点は、すごいと思う。
他に彼女から借りたのは、大航海No23-チョムスキー再考田中克彦「チョムスキー」。どちらも私には非常に難解。特に後者は、何を言っているのか全然わからない。下地がなさすぎなせいと思いますので、出直します。

他、平行で読んでいるのは、森茉莉「恋人達の森」。読みたいのは京極堂。
アニメ「巷説百物語」を見ていて、こりゃ原作の方が面白そうだから、そっちを読みたいなぁと思ったのですが、京極堂はやっぱり大人気らしくて、図書館に見当たらない。まだ買うほどじゃないしなぁ。
(一度読んでみて、手元に置きたい!と思った本しか購入しないことにしています)
# by xiaoxia | 2004-02-23 19:59 | 読む

あなたのお気に入りソフトは?

先月末、レジストリをいじっていたら、エクスプローラが不安定になってしまい、結局クリーンインストールの羽目になってしまった。
再インストールする度に、ソフトが淘汰され、本当に必要なソフトだけが残っていくので、たまに再インストールするのも良いなぁと思う。
で、今残っているのは、MS製品を除くと、こんな感じ。

・nPOP
FDにも入る超軽いメーラー。
分類・保存用には、別のメーラーで週1回ほど取り込み。

・xyzzy
emacs風エディタ。Meadowは重いからこれ。これがないと何もできない。

・LHMELT
アーカイブ作成・解凍。DLL入れると、色々なものに対応できるから。

・普通の時計(FutClock)
シンプルなのが良い。デスクトップに常駐。

・Hide & Seek
IEで画像を落とす/落とさないを切り替える常駐ソフト。普段は画像を落とさない。

・Susie
画像ビューワー。プラグインで色々な形式に対応。

・ASTECX, TeraTerm
XwindowとTelnet。

・PaintShop 4
画像いじり。レイヤ未対応な分、操作が簡単。ずっと使い続けているので。

最後の2つ以外は、全てフリーソフト。ホントにフリーソフトがないと生きていけない。
作者さん達には、心より感謝しておりますm(_ _)m

会社で見かけるソフトでは、秀丸やBeckey!あたりが、やはりユーザが多いみたい。
隣の席のオジサンは、懐かしのMIFESを使っていたり。
他の人の使うソフトって、聞いてみると結構面白いね。
# by xiaoxia | 2004-02-20 20:50 | ソフトウェア