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先日、夕方6時くらいになって、数年前に上司だった女性が私の席に来た。
お互い異動しちゃったので、それほど頻繁に顔を合わすこともない人なんだけど。

何かと思ったら「今日、ヒマ?」と。
今日のオケのコンサートのチケットがあるのだけど、
突然仕事が入ってしまって行けそうにないので、
代わりに行ってくれないか、という話だった。
以前にも当日突然チケットをもらったことがあったので、
今回が2回目。
彼女は、私がバイオリン弾きであることを知っているし、
そういえば、会社には他にクラシックを聞きそうな人もいないしねぇ。
仕事に余裕があったので、有難くチケットを頂戴することにした。

ホールは、ミューザ川崎シンフォニーホール
行ったことないのだが、できてからまだ2年だそう。
プログラムは何ですか?と聞いたら、
「…うーん、なんかオーボエ。HP見てみて。」
「はぁ(笑)」
あははは。
彼女はこういうところが可愛い女性なんだよね。
HPを見てみたら、リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲と、英雄の生涯。
おおっ、大曲ですやん。

19:30の開演に間に合うように急いで片付けて会社を出て、
ふとチケットを見ると、「開場 16:00」とある。
通常、開場は開演時間の30分前なので、これはえらく前。
何かあるのかなーと思っていたら、
開場で頂いたパンフに、ステリハが見学できる、とあった。
これは面白い!

リハーサルなんか見て何が面白いの?と思うかもしれないけれど、
これは結構面白いんですよ。
普通、オケは練習は演奏開場以外の場所で行う。
ステリハで初めて舞台に乗るわけである。
練習場所とは音響が全然違うので、指揮者が音響の調整を行う。
ここは木管もうちょっと大きく出して、とか
意外に響くからあんまり頑張って大きい音にしなくて良いよ、とか。
楽器ごとのバランスを見るために、
特定の楽器だけ取り出して演奏させたりするので、
普段は音の中に埋もれている楽器の音だけ聞くことができたりする。
これは是非スコア(総譜)を持っていって、スコア見ながら聞いてみたいなぁ。
アマオケならあら探しみたいでイヤミかもしれないけど、
プロオケなら許されるよね(^^;;

で、私はチケットを頂いた時には
既にステリハは終わっていた時刻だったので、見られず。
残念。

R・シュトラウスの曲をプロオケで聞いたのは初めて。
自分で演奏したのも、確か10年ほど前に「死と変容」をやっただけ。
楽譜はあるからやったのだろうけど、全然覚えてない(^^;;
大体、私は西洋音楽の歴史がバロックで止まっていて、
バッハを聞いてあまりの前衛っぷりにびっくりするヤツなので、
「英雄の生涯」は非常に有名な曲であるにもかかわらず、
聞いたことがないのである。
つまり毛嫌いしているわけなんだけど(笑)、
こうしてチケットをもらったのも縁なので、
前向きな気持ちで聞いてみることにした。

オーボエ協奏曲は、びっくりするくらい軽やかで美しい曲だった。
なんたってR・シュトラウスだから、
めちゃめちゃ難解で、頭痛がするような曲だろうと思っていたのに(笑)
誤解してたよ、リヒャルト、すまんね。

「英雄の生涯」も、あんな大人数のオケは始めて見た。
wikipedia で編成を調べてみたら、なんと100人以上。
通常は80人くらいなものである。
しかも、差分の20人は殆ど金管。
チューバ2本、ホルン8本、トランペット5本などなど、
多過ぎやろ!とツッコミ入れたくなるほど、舞台が濃い。
この曲の見もの(聞くんじゃなくて、見るの)は、バイオリンの超絶技巧。
まぁまぁだったかな<偉そうw

割と難解な曲だったせいか、
本当にクラシック好きなお客さんしか来ていなかったようだ。
拍手のタイミングや演奏中の態度など、非常にマナーが良かった。
有名な曲の演奏会だと、素人が増えるんで、マナー悪くなるんだよー。
しかし私の2つ隣にいたブラボー隊のオッサン、
ブラボー言いすぎやっちゅーの!

ホールの印象は、「ちょっと変わってる」。
席数がそう多くなく、天井が高い。
そして舞台が低い。
私はS席ではあったけれど、2階席だから、そんなに近くないはずなのに、
指揮者がアインザッツの時に息を吸うのが聞こえるし、
オーボイストがアンコール前にマイクなしで曲紹介してしまうくらい、
こじんまりしていて、客席と舞台が近い印象。
そして、そこまで近い感じがするのに、
なぜか楽器のナマっぽい音がしない。
和音として正しい周波数成分や倍音だけが残る感じである。
当然ながら、プロで上手な人たちばかりだからということもあるだろうけれど、
サントリーホールとか、ああいうところに比べて、
ガツンと来る感じが少ない。
民族っぽいのをやったら、物足りないかもしんないな。
バルトークみたいなのとか。

パイプオルガンが付いているので、
今度はオルガンの音も聞きに行ってみたい。
どういうのが合うかなぁ。
バッハよりは、サン=サーンスのオルガン付きとかかなぁ。

追記:
オルガンの曲を考えていて、投稿した後に思いついた。
超迷曲があるわ!
P.D.Q.バッハの「1712年序曲」である(チャイコの1812じゃぁないんだぜ)。
確か、最後の方で、ずじゃーっとオルガンが鳴る。
それまで金管がパパーンとやっているのに、突然ずじゃー。
ここで爆笑しちゃうんだよね。
音持ってないんだが、ナマで是非聞いてみたい。
やっぱ演奏会だから爆笑しちゃいけないんだろうか(^^;;
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by xiaoxia | 2006-07-26 17:39 | | Comments(5)
ま、ちょっとしたメモですわ。

●ローカルに保存するとき
You厨房を使う。
ダンナは IE のコンテキストメニューに「FLVで保存」というのが出るのを
使っているらしい。
詳細は聞いてないんだけど、YouTubeホイホイかな。
私は、どこから何を落としたのか履歴を残したいタチなので、
You厨房からIrvineを使って、Irvineに履歴を残している。

●保存したFLVを見る
ffdshow を使うか、Riva FLV Player を使う。
ffdshow を使うと、WindowsMediaPlayer(WMP) で見られる。
MediaPlayerClassic も入れてみたんだけど、なぜか見られなかった。
codec がない感じのメッセージが出るんだけど???

●シークしたい(早送りなど)
ffdshow+WMP でシーク可能。
ffdshow については、以下のページが大変親切。
YouTubeから落とした .flvファイルをシーク可能な状態で見る(リンク切れ)
Riva FLV Player ではシークができないけど、
Riva FLV Encoder に入っている flvtool2.exe で変換できる。
以下のページが便利。
FLVファイル(Youtube・Google Video)のファイルをシーク(途中から再生)可能にする
flv ファイルは変換すると上書きされちゃうので、
気になる人はコピーしてから変換するといいよ。

●キャプチャしたい
ffdshow+WMP ではキャプチャできない。
キャプ取るなら Riva を使う。

   ■■■

YouTube もそろそろ広告入りになるんじゃないかしら。
今のうちに保存しとかな。
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by xiaoxia | 2006-07-11 18:08 | ソフトウェア | Comments(3)
なんつーか、こう、納得行かない本だなぁ。
反フェミと言われている本だから、きっと私などは反発必至なのだろうと、
敢えてそこを期待して読んだのだけど、
反発というのではなく、脱力しちゃう感じ。
反フェミというのではないねぇ。
三砂ちづる「オニババ化する女たち」
これ、ジャンルは何ッスかね。
エッセイ?
お粗末ながら、雰囲気だけ、文をまねしてみると、
  女性は自分の体を肯定的に捕らえて、
  月経や出産などについて積極的に考えるべきです。
  そのようにしてきて、出産にも良いイメージを持っていると、
  産むだけなら百人でも産みたい、という女性もたくさんいるのです。
  出産に悪いイメージを持つことは、
  幼児虐待や育児ノイローゼにも繋がっているのではないでしょうか。
とまぁ、万事こんな感じでして、
「という話をよく耳にします」とか「のではないでしょうか」とか、
「~と思うのです。そこが問題なのでしょう。」とか、
あーあなたはそう思うのねー、そうなんだー、という感じ。
議論する気はないんだろうね。
もっと社会学的な内容を(勝手に)期待していたので、
その点は激しくがっかり。

実は、巷で言われるほど、反フェミな内容とは思わなかった。
自分が女性であることを大事にしよう、前向きに捕らえようというのは、
フェミでも、同じく主張しているところである。
女性ならば、出産する機能を持っているのだから、使うべきである、というのも、
実は、別に全くフェミVS反フェミの衝突とは関係がないと思う。
フェミにもラジカルだのリベラルだの、色々あるけれど、
出産しているフェミな人も多い。
それでは何がフェミのあごの下のウロコに触れるのか。

思うに「結婚と出産以外に女の幸せはない」と言っているところじゃないか。
自分が最も幸せと信じて選択した道以外に、
それ以上の幸せがあるとは、人間想像しづらいし、
そう言われても、なかなか納得できない。
非婚を選んでバリバリ働いている女性に
「結婚と出産は最高に幸せだよ」と言ってもスルーされるだろうし、
若くして結婚と出産を選択した女性に
「働いて自己実現するのは最高に幸せだよ」と言ってもスルーされるだろう。
そこで「これ以外にない!」みたいに断言されるのが
鼻に付くのじゃないかねぇ。
断言しなくても、色々選択肢があって良いと思うんだが。
てなことを言うと、作者先生には、
そんな人は若い男の子のお尻を舐める
下品なオニババおばさんになって下さって結構です、
とか、言われるんだろうなぁ(笑)

女性がフルタイムで働くことは、全く珍しくなくなった。
それこそが女性の自己実現であり、
望ましい姿であると、思われていた時代もあると思う。
しかし、ぶっちゃけ、社会はまだ異性愛者男性社会だ。
その中の基準で、デキる女性というのは、
男性と「同等」な能力であることを求められ、
かつ、男性と「対等」であることは求められない。
これは、男性社会側の見方からすれば、
「自分たちは女性の社会参加の門戸を閉ざしているわけではない。
 女性も頑張れば自分たちと対等に働くことができる。
 頑張らない女性が悪い」
とまあ、こういうリクツになる。
男女雇用機会均等法がフェミから非常に反発を受けたのは、
この論理を強化するものに他ならないからだ。
(同様の理論で、夫婦別姓に反対するフェミも多い。
 夫婦別姓を認めることは、結婚制度を認めることになるからだ。
 フェミはみんな男女雇用機会均等法と夫婦別姓に賛成と、思わない方が良い。
 むしろ反対。)

そんなわけで、
今の社会システムのままで男性と対等に働けなんてありえない!、という
理論を持っているフェミな人も多い。
裏返せば、今の社会システムなんかぶっ壊せ!と言っているわけで、
ラディカルなフェミ(つか、フェミの殆どはラディカルなんだが)は、
バリバリ働く女性像を、もろ手を挙げて賛成しているわけでもないっぽい。
なんてところを考えると、
働くだけの女なんて詰まんないわよーという著者の意見も、
(表層の部分ならば)そうフェミと遠くないようにも見える。

その男性社会になじんだ女性も多いと思うが、
全ての女性がそうなるわけではないし、
そうなりたいと思っているわけではない。
「女性が働くのは善」という、固定した価値観がまかり通ってしまうと、
それ以外の姿は「良くない」と思われてしまう。
テレビなどで取り上げられるスゴい女性たちは、
スゴいからテレビに出るのであって、大体の女性はそうでない。
頑張ればああなるのではなくて、あの人たちはスゴいんである。
(スゴいという表現自体が、この価値観を肯定しているからイヤなんだけど、
 便宜上、そう書いておくよ。
 スゴいのは、絶対的にすごいのではなくて、
 男性社会への適応力がスゴいわけで、それが善かと言われると、また別)
そこで、スゴくない女性たちが
「社会でバリバリと働けない女性は、本人が悪い」と烙印を押されたら、
これはもう暴れて当然である。

なわけで、これはその「暴れた」結果の本なのじゃないかと思うわけ。
ほら、それほど反フェミでもない気がするでしょ。
少し前まで流行っていた、妙な「ジェンフリ」の揺り戻しとも思えるし。

私が一番鼻に付いたのは、
新興宗教みたいな部分が多かったこと(笑)
出産をすると宇宙との一体感を持てますとか、
生命としての使命を日々感じながら暮らしましょうとか。
「宇宙」とか「使命」とかの用語が、なんかアレ。
月経前症候群が重いのは、排卵時に無益に流されていった卵子の怨念です、とかも、
ちょっとアレすぎ(笑)
いや、気持ちはわかる。
わかるんだけど、
こう声高に「女性ってスバラシイィィィィィッ!」と書かれると、
ひるんでしまうというか、なんか気持ち悪いと思ってしまった。
あ、後はショッピングにハマる女性はセックスが足りないんだとか、
そういう「どこから来るの!?」的なリクツもつらかった。
「女はみんなレイプされたいんだ」っつーのとそう変わらないじゃん。
もっとさ、筋道立てて話そうぜ。
読んでて疲れちゃったよ。

でもこうして何かを言いたくなるのだから、
ある意味、名著なのか(笑)
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by xiaoxia | 2006-07-07 17:41 | 読む | Comments(13)

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